設計用気象データ
公開している設計用気象データについて
空調設計用気象データには、1981~2000年の20年間 EA気象データに基づく842地点のもの(2000年版設計用気象データ)と、1981~2010年の30年間EA気象データに基づく836地点のもの(2010年版設計用気象データ)があります。それぞれのEA設計用気象データには、空調設計用最大負荷計算に必要な、気温、絶対湿度、法線面直達日射、水平面天空日射、水平面夜間放射、風向、風速(7気象要素)の1日分の時刻別値が用意されています。
この空調設計用気象データには、下表のように、地点別に、暖房設計用6タイプ、冷房設計用5タイプ、計11タイプがあります。
設計タイプ 一覧 | ||||
暖房/冷房 | 選定基準(第1指標-第2指標) | 2000年版(20年間) | 2010年版(30年間) | |
TAC(危険率) | ||||
暖房 | 気温(t) ― 絶対湿度基準(x) | 0.5% | 最小危険率 | |
1.0% | ||||
2.0% | ||||
気温(t) ― 水平面全天日射量基準(Jh) | 0.5% | 最小危険率 | ||
1.0% | ||||
2.0% | ||||
冷房 | エンタルピ(h) ー 気温基準(t) | 0.5% | 最小危険率 | |
1.0% | ||||
2.0% | ||||
円柱面日射量(Jc) ― 気温(t)基準 | 最小危険率 | |||
円柱南面日射量(Js)―気温(t)基準 | 最小危険率 | 0.5% | ||
●最少危険率とは、作成可能な最も安全側の危険率(0.7%前後)をいいます。 |
上記の暖房用6タイプ、冷房用5タイプ、合計11タイプの選択を支援し、選択した地点の11タイプのデータを一括してファイルから呼び出してユーザーのパソコンに出力するツールが、DsnNavi(設計用気象データ・ナビゲーションプログラム)です。DsnNaviはフリーのツールです。ご使用を希望される方は、設計用気象データの使用許諾契約書(PDFファイル)及びソフトウエアマニュアル(PDFファイル)をご覧の上、ダウンロードし、使用許諾契約にしたがってご使用いただけます。
この空調設計用気象データは、(一社)建築設備技術者協会(JABMEE)からリリースされているNewHASPのフォーマット(先頭行付、気象データは4カラム表示)にしたがって作成されており、HASP類のプログラムで使用できます。また、(一財)建築環境・省エネルギー機構(IBEC)からリリースされているBEST(The BEST Program)で使用されています。
設計用気象データ ダウンロード
設計用気象データは、無料でダウンロードして使用することができます。ただし、以下の使用許諾契約にご同意いただく必要があります。
設計用気象データの使用許諾契約書(PDF)
HASPEEの設計用気象データの提供
空気調和・衛生工学会から公開されている『試して学ぶ最大熱負荷計算プログラムHASPEE』に附属する設計用気象データはHASPEEでのみ使用することができますが、弊社とライセンス契約(拡張アメダス気象データのフルライセンス契約または成果物公開のライセンス契約)を結べば、HASPEE以外での使用も可能です。契約をご希望の場合は、弊社「お問い合わせフォーム」(弊社ホームページ右上に設置)よりお問い合わせください。なお、以下よりHASPEE設計用気象データのサンプルをダウンロードしていただけます。
HASPEE設計用気象データのサンプル | |||
タイトル | ファイル名 | 解凍ファイル | Download |
HASPEE設計用気象データサンプル(東京) | 3630_Tokyo.zip(圧縮ファイル) | ・ETD.csv・気象データ.csv・見かけの太陽位置.csv・標準日射熱取得.csv |